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9月の素粒子とその一つ 緑に染まるベランダ、匂いやら 暮れを知らないと嘯く 槍の雨のBGM 湿った舌先でキスしたい 泣きかけた宇宙が通る みぞれと冰のよこ道 あなたの無くしものに為りたい 列びて欠けて恋ならず 地図一枚持たない、あなたという名の




憂いてみようか 廻れば、首夏(初夏)待ちにけり 飽き風が足元を冷やす 悲しみと恥で出来ている塊 恋も罪もなべて隠せる夕闇 もっとやさしくするから、もっと苦しむといい 白壁の胸の釦をはずす おんなは持たぬのどぼとけ 打ち明けられない想いこそが美しい 彼奴の繊細を俺だけは知ってるよ




惜し花 スノーボールアース 1ミリの誤解 何でもかんでも パトロールしないかい てめえ、好きな花はなんだ ピンヒールは駆けてゆく 三月の秘密とぼくらの地帯 わたしたち情報弱者 半夏生を喰ってみないかい 意味にこだわる意味がわかんない



10.12.11